床面処理
公開日:
:
最終更新日:2014/07/31
レザークラフトマメ知識 レザークラフト
床面を処理する
銀面と違い床面は繊維が毛羽立っています。
裏革を貼り合わせて使う場合などは関係ありませんが、
1枚で仕立てる時は、床面の毛羽立ちを押さえる処理をします。
床面処理剤を塗って、ガラス板などで擦るだけなので、
コバ処理よりも比較的簡単な作業です。
床面処理の流れ
1床面の確認
床面処理してない革です。
あまり細かく気にしたことはないですが、
繊維の方向を確認します。
大体ですが、繊維の流れの方向に擦るようにしてます。
2.床面処理剤を塗る
床面処理剤を適当に塗り拡げます。
床面処理剤は、トコノールやCMCが有名です。
写真ではトコノールをつかってます。
3.ガラス板などでまんべんなく押し広げる
床面処理剤が乾燥しないうちに、
ガラス板など平たくて擦れるものでトコノールを押し広げていきます。
1.で確認した繊維の流れの向きに力を入れて押します。
注意:余った床面処理剤が塊になっていくので、銀面につかないように気を付けてください。
ガラス板や端、マットについた余分な床面処理剤は拭き取ります。
後は、一定方向へガラス板などで押して擦ります。
4.終了
表面の毛羽立ちが抑えられて、ツルツルの手触りになったら終了です。
最後に
処理剤のトコノールとCMCは床面だけでなくコバの処理でも使用できます。
CMCのほうは、粉末で水に溶かして使用するためコスト的にかなりお得ですが、
初心者には、そのまま使用できるトコノールのほうが使いやすいと思います。
また、今回使用しているガラス板はあると便利ですが、
絶対に必要というものでもありません。
筆者も最近まで、トコノールを指で塗り広げてスリッカーで擦ってました。
ガラスの灰皿を代用しているという話も読みましたが、
最初のうちは、ヘラ付ヘリ磨きのような安くて多機能な物を購入しても良いと思います。
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